音楽サブスクリプション配信の収益性は?→積極的に告知しない場合、金になりません(数百円)

今回は、CDが売れなくて先細りの音楽業界において、比較的成長している分野とされる『音楽サブスクリプション配信』についてとりあげます。管理人が以前配信をかけてて忘れていた(笑)、曲に関して、サブスクリプション売り上げが計上されてきたので、状況をお話しします。ほとんど宣伝しなかったので雀の涙みたいな金額でした。この記事をみて、導入するかはご検討ください。

サブスクリプション音楽配信とは?

通常の『CDを1枚買う』『配信販売で1曲買う』みたいなコンテンツごと課金方式ではなく、『月額〇〇〇円で、聴き放題』みたいな課金方式の音楽配信サービスです。

海外の有名どころですと『Amazon Music HD』や『アプリYouTube Music』『Apple Music』『Spotify』など。国産のアプリでも『AWA』『RecMusic powered byレコチョク』などがあります。なお、管理人は基本的にスマホで音楽を聴かないので、これらは一切利用していませんが、明るい話題の少ない業界が煽ってるだけかも、みたいな点は警戒しています。

サブスクリプション配信アグリゲーター(および経緯)や、配信先のアプリ/サイトは?

使ったアグリゲーター Muse Cruise(音源配信)と、経緯


以前、管理人が外部の歌い手さんをよんで曲配信をかけたときに使ったアグリゲーターが、マインドピース社『配信クン』でした。ここはapple系に強かったんですが、マインドピース社が業態変更して、配信サービスを他社に譲渡したようです。
そういう経緯で『Muse Cruise』というサイト(ただし2020末ではプレオープン状態)で、サブスクリプション配信売り上げが計上されていました。ぶっちゃけ、数年前だったので忘れていたんですけどね(笑)


2020末現在、配信先などは調整している段階ですが、ログインなどは行える模様。マインドピース社『配信クン』ユーザー向けのご案内のようです(アカウント情報などが引き継がれている)。


管理画面もできていました。現在は『Apple, Spotify, レコチョク, amazon, YouTube Music, LINE MUSIC, AWA 』などに配信できる方向で調整しているようです。今後は配信販売・サブスクリプション代行のほか、カラオケなどのサービスも。管理人がまたサブスクリプション配信やるときは、ここでおこなってもいいかも。tunecoreとかに乗り換えるの、めんどくさいんで(笑)

配信された先のサイト/アプリは?


旧バージョンのマインドピース社『配信クン』では、itunesストア配信を設定しており、配信をかけたのを忘れていたわけですが、引き継いだ会社がapple系のサブスクリプション配信をかけてくれていました。明細にもappleとかいてあったので、配信先はApple Musicと思われます
なお、macじゃないと使えないというわけではなく、androidスマートフォンでもアプリがあります。ただ、アップデートがゴミだったようで(笑)、ユーザー評判はちょっと悪いかも。

サブスクリプション配信の売り上げは?

ではさっそく、12月にあがってきた、サブスクリプション配信売り上げを見てみましょう(先月分かな)。配信が数年前で、歌い手さんが活動停止しているので、フィーチャリングアーティスト名は、プライバシーのためぼかします。


『国コードMYはマレーシア』で、日本とマレーシアで配信実績があり。配信をかけた管理人側に入る分配金は『マレーシア:0.18円』『日本:0.86円』で、だいたい1円くらい。月に20回くらいの再生でしょうか。アドセンスのほうがよっぽど稼げる印象(笑)


さらに、その前の期間には『Muse Cruise』に譲渡される前の、旧マインドピース社『配信クン』だった時の、数年分のサブスクリプション収益・未還元金があり、これが『384円』。あまり収益があがっていない理由は、数年前で忘れていて『ほとんど宣伝していない&持ち曲が少ない』だと思います。

サブスクリプション配信はどのようにつかうか?

一般的には『youtubeの5~10再生回数にたいして1円くらいの収益』みたいな感じで、あまりアーティスト側にはうま味がなさそうです。100万回でも5~10万円は、ちょっと考え物です。ニュースとかでも『サブスクリプション市場規模は〇〇〇億円まで伸びてる』といわれると、全体的には伸びている印象をうけますが、アーティストも増えているので、1アーティストあたり取り分自体は上位の売れっ子を除くと多くありません。

とはいえ、利用価値がないわけではなく、youtubeやサウンドクラウドのサンプルやPVのように、『フロントエンドのきっかけ』みたいにしてファンになってもらい、『グッズ・CD・自社wavファイル販売』等につなげる感じがよいかもしれません。1~2年で飽きる・過去のものになるようなコンテンツではなく、ファンの熱量が高いコンテンツ・10年残るコンテンツみたいにしてね。