今回は、PCが壊れてしまったのをきっかけに、管理人が新しいdaw(この記事執筆時点の最新版Studio One5.5)を導入したとき、waves.ver9が読み込めない状態になった件の、解決方法の一例をお伝えします。
waves plugin読み込みには『ライセンス場所』や『プラグインフォルダの場所』などの対処方法がありますが、今回の件は『バージョンが古すぎる』が要因でした。さっしょく状況を見ていきましょう。
状況:Studio One5.5で、正しくインストール&ライセンス設定しても、waves.ver9は利用できない
先日、10年使ったPCが壊れてしまったので、買い替えついでに新しいdaw(Studio One5.5)も導入しました。プラグインなどもインストールしなおしです。
wavesについても、こんな感じでオフラインインストーラを落として(V9はオフライン使用。3GBとかあるのでめんどくさい)設定をします。しかし、『ライセンス場所』や『プラグインフォルダの場所』などを正しく設定しても、wavesが全く読み込めません。
で、公式でシステム要件を調べました。Windows 10 64 bitで、メモリ16GBくらい積んでいるので、PCシステム的な面はokです。しかしSupported Hostsに問題が。
waves.v9は、Studio One(VST3)では、『3.1 – 3.3.4対応』とのことです。v14だと『Studio One Professiona 5』が対応ホストに入ってきます。
◆System Requirements(waves公式)
https://www.waves.com/support/tech-specs/system-requirements#plugins%7Cversion-9-6
◆Supported Hosts(waves公式)
https://www.waves.com/support/tech-specs/supported-hosts#version-9-6
実際、管理人アカウントに登録されている製品をみても『アップデート期限が2014年(8年前!)』とかです。メーカーからしたら、『レガシー製品、全部対応してられねーよ』って感じでしょうか。
新しいwaves.v14で試してみる~デモ版利用方法と、結果
waves新バージョンのデモ版利用方法
公式も『動作保証がされていないホストの場合はデモでチェック』と言っているので、まずはデモ版で新バージョンを試してみましょう。wavesのアカウントにログインして、商品の個別ページに行きます。例えば『バンドル:GOLD』の場合はこんな感じに、商品個別ページにデモ版リンクがあります。
ダウンロード・インストール後は、waves centralのライセンス画面で、デモ版のライセンスが入っているか確認します。どうやら、7日間使えるデモのようですね。
とりあえず、この状態で、『GOLDバンドル・V14』が使えるかどうか試します。
結果:waves.v14はStudio One5.5読み込みok!
では、waves新バージョンを読めるかチェックします。ライセンスは確認できましたので、あとは『プラグインインストールフォルダ』と『ロケーション』を合わせておきます。プラグインが入っていないところをいくらスキャンしても見つからないからです。
◆Waves: Studio One 設定手順 プラグインが表示されない場合は(Media Integration wavesサポート)
https://support.minet.jp/portal/ja/kb/articles/how-to-find-your-plugins-in-studio-one
結果としては、Studio One5.5でのwaves.v14読み込みはokでした。F5押すと出てくる一覧に、gold内の製品が表示されていますね。
もちろん動作もokです。このガチャガチャやる感じのEQ(VEQ)好きなんですよね。
(おまけ)アプデ期限切れの場合、最新版にするには費用がどのくらいかかる?
管理人の場合は、古すぎてアプデ期限がきれていたので、最新にするには少し費用がかかります。ただし、本体を再度購入するより安いかも。
例えばgoldバンドルの場合は、定価700ドルが、サマーセールで179ドルに。wavesはずいぶん安くなったので、日本の代理店で購入してもgoldバンドルが2万円~で手に入ることがあります。
ちなみに、公式(海外)でアップデートをする場合は、goldバンドルが71ドルで・・・
oneknobシリーズバンドルに至っては、22ドル程度となります。アカウントとかの情報が残っている場合は、アップデートしたほうが安いですね。
あとがき・まとめ
- waves.v9などのレガシー製品は、最新のdawでは動かない
- 有料アップデートで対応することができ、事前にデモ版で動作確認できる
- 基本的に再度購入するより、アップデートのほうが安い
まとめると、こんなところでしょうか。状況によっては、何回もインストールしなおしやフォルダ変更するより、サクッと有償アップデートで対応してしまうのも、手かもしれません。