今回は、オリジナル楽曲を、より多くの人に聞いてもらうアイデアとして『動画・ライブ配信サイト・SNS』などを確認します。
『いきなりコンテンツ売る』よりも心理的ハードルが低く、『フロントエンド戦略』として使える他、『著作権的に自由』というのもあります。まずは事例を確認してみましょう。
オリジナル楽曲でネットコンテンツ強化がおススメな理由→やっぱり著作権
まずは、ネットで音楽コンテンツやるときに押さえたいこと。例えば、twitterなどでよく、カラオケや弾き語りで歌ってみたカバーを上げて、フォロワー増やしている人いますよね(ちょっと前に話題になった、ガールズスタイルあたりのメンバーも、こういうのやってました)。
これを見て、『なんでオリジナルやらねぇの?』となる理由は二つ。『オリジナルコンテンツはどういうのやるか聴いてみたい』と『著作権』です。
下のjasracの許諾契約リストを見ると、実は『twitterは利用許諾契約締結リストに入っていない(2021初頭現在)』わけです。これは意外に押さえていない人も多いようです。『youtubeなど、締結しているUGCサービスをかませる』という手もあります。
著作権的に引っかかる状態だと、活動を加速させることが難しくなります。『バレていないから大丈夫』は大丈夫でなく、いつ違反で消されてもおかしくありません。そこで、そういうリスクのないオリジナルコンテンツを提案しているわけです。
◆利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧 | JASRAC
https://www.jasrac.or.jp/news/20/ugc.html
YouTube・にこにこ動画等動画サイトなどで利用
演奏などの、よくあるMV
バンド・シンガーソングライターで演奏している系のMVは定番です。しかし、動画で動きが少ないうえに、曲もありきたりだと、リスナーに飽きられる恐れもあります。(THE FIRST TAKE みたいな演出は、ガチで歌・楽器に自信があるときだけやりましょう)
予算が少ない場合は、スマートフォンの高解像度モードで取った動画なども素材に活用するなど、工夫します。
イラスト・文字エフェクトなどを入れたリリックビデオ・PV
2010年代、ボカロのPVなどで流行った感じのアレ。実は、現在(2020~2021)においても使われています。
管理人は最近でも、ボカロのほか『東方アレンジのバンド』や『ヴァーチャルライバー』などでも使われているのを確認しました。
作るのは結構大変かもしれませんが、曲だけポンと載せられるより印象に残ります。
ライブ配信サイト(TwitCasting、showroom、YouTube Live etc.)
楽曲をライブで演奏して配信する(ライブハウス・ライブスペースがやっていることも)
プラットフォームはどこでも大丈夫そうですが、最近ライブハウスがあまり客を入れられないので(コロナ対策があるかも)、演奏をネット動画で配信するケースが出てきています。
配信用の機材を導入しているハコも増えてきているようです(そういうのに対応できないところは、どんどん潰れています)。
費用はまちまち(詳しく調査していません)のようですが、ハコのアカウントにフォロワーが多い場合は、検討してもよさそうです。
showroomなどのヴァーチャルライバー配信・エンディングや名前読み上げ時に、オリジナル曲流す
当サイト管理人の配信ではなく、他の人の配信なのでプライバシー関係でぼかします。企業系ヴァーチャルライバーでしたが、エンディングや名前読み上げ時に、バックでオリジナル曲&PVを流す演出をしていました。
なお、発売は音楽イベントM3などでの販売でした。
投げ銭してくれるくらいの熱いフォロワーなら、高確率でCDを買ってくれそうです。それ以外の視聴者にも、『コンテンツ力がちょっと高いかも?』的な印象を与えます。
ショート動画サービスなど
面白い・可愛いなどでバズり狙える?tiktok
気軽に見られるショート動画としておなじみ。一部自己顕示欲が高いユーザーがいますが、面白い・可愛い・ノリが良いなどでバズる可能性も。確認したところ、流行りの曲だけでなく、オリジナル曲をショートムービーに活かしているユーザーもいます(多くありません)。
このプラットフォームでは10年や20年残るコンテンツを作るのは不可能なので、踏み台に使いましょう。トレンドとはそういうものです。
ダンス・歌ガチっぽい感じ?triller
管理人はまだ使ったことがありませんが、アメリカにもtiktokのようなショートムービーアプリがあります。まだ日本では一般的とは言えませんので、様子見です(狙うと先行者利益があるか?)。
PVを見た感じですと、『ダンスや歌などに特化している使われ方』という印象をうけました。