今回は、YouTubeで曲を聞いていると出てくる、『 〇〇〇(アーティスト名)トピック』みたいなチャンネルについて調査したので、まとめてみます。この手のチャンネルでは、中には海外ファンが勝手に動画にしてアップしたものなどもあるようですが、実態は違うようです。さっそく、動画のテンプレートや、どのように配信されるかなどを確認していきましょう。
YouTubeで出てくる、『 〇〇〇(アーティスト名)トピック』の例・違法性は?
『 〇〇〇(アーティスト名)トピック』という動画がYouTubeで出てくる件ですが、例として上げるとこんな感じです(たまたまでてきたやつなので、アーティスト名はぼかします)。
タイトルや再生回数・評価などの情報はいつも通りです。特徴は、ユーザー名が『 〇〇〇(アーティスト名)トピック』になっている点や、以下のようなテンプレートのメタデータの表示がある点です。
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Provided to YouTube by TuneCore Japan
〇〇〇(曲タイトル) · 〇〇〇(アーティスト名)
〇〇〇〇〇〇(アルバム名)
℗ 〇〇〇(リリース年&コピーライト表記)
Released on: 2014-04-27
Composer: 〇〇〇(作曲担当名)
Lyricist: 〇〇〇(作詞担当名)
Auto-generated by YouTube.
なお、『これ著作権的にどうなの?』という懸念があるかもしれません。よくある『海外ファンがイラストなどをくっつけて勝手にアップしたもの』とは異なり、『Provided to YouTube by TuneCore Japan(ここはアグリゲータ・著作権管理会社によって違う)』『Auto-generated by YouTube.』などの表記があります。権利者が手続きしたということです。
この手の動画は、正式な名称は『YouTubeアートトラック』というようです。詳しくはtunecoreのTHE MAGAZINEページもご確認ください(コンテンツidとは別ものという点も押さえておくとよいでしょう)。
◆(参考リンク | tunecore THE MAGAZINE)YouTubeアートトラックを正しく理解する ― 「YouTubeに曲が無断でアップされてる!?」と驚く前に
https://magazine.tunecore.co.jp/skills/49214/
YouTubeアートトラックに配信する方法
YouTube musicをストリーミング配信先に(例:tunecoreアグリゲーター)
管理人が行っている方法です。アレンジの依頼者さまにもこちらの方法で対応していました(自分で配信かける方もいました)。アグリゲーターはtunecoreです。tunecore配信ストアでYouTube musicを指定します。この画面では『ストリーミング全部配信』になっていますので、もちろんYouTube musicも入ります。
◆配信ストア一覧 | tunecore
https://www.tunecore.co.jp/store
自分でメタデータアップしてみる
管理人はtunecoreでやってしまったので行いませんでしたが、DDEX フィードなどの形式で、YouTubeアートトラックメタデータをアップすることができるようです。IT系・web系のお仕事をされている方だと、イメージがつかみやすいかもしれません(xmlとかapiからデータ取ってくるときとかに、こういう形式のファイルを扱う)。
以下googleのサポートページなども参考になさってください。
◆アートトラックとは
https://support.google.com/youtube/answer/6007071?hl=ja&ref_topic=3504274
◆アップロード方法の選択
https://support.google.com/youtube/answer/3070500?hl=ja&ref_topic=6186129
◆YouTube DDEX フィードを理解する
https://support.google.com/youtube/answer/3503737
あとがき・まとめ
- >YouTubeで出てくる、『 〇〇〇(アーティスト名)トピック』のことをYouTubeアートトラックという
- tunecoreアグリゲーターでYouTube musicをストリーミング配信先にする、DDEX フィードなどの形式でアップするなどで対応できる
まとめるとこのようなところでしょうか。アグリゲーターでYouTube musicをストリーミング配信先にすることで自動生成(あっちの担当のファイル形式チェックはあるけど)されるので、公式チャンネルにアップする手間も省けそうです。また、『公式はミュージックビデオ』『曲だけの場合はYouTubeアートトラック』という形で使い分けても良いかと思います。