【音楽理論】Ⅳサブドミナント(D♭キーでG♭)で終わらせる和音進行が、余韻があってカッコいい

今回は、あんまり一般的ではないかもしれないけど『Ⅳサブドミナントで終わらせる和音進行』というものを取り上げてみます。ⅠとかVIの和音で終わる曲はいっぱいあるけど、『Ⅳサブドミナントで終わる』は、どのような響きになるのでしょうか。一般的な和音進行との違いも合わせて確認していきましょう。

*なお、当記事では、響きが好みなので『key=D♭』で記載します。『Ⅰ→D♭・Ⅳ→G♭・Ⅴ→A♭・VI→B♭m』となります。

よくある和音の終止形

『Ⅳサブドミナントで終わる』をやるまえに、理論上はよくある終止形というものをまとめます。まずは一般的なパターンの響きをご確認ください。

完全終止(Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ)


D♭キーでいうと『G♭→A♭→D♭』という進行。ポピュラー系の理論書によっては『ツーファイブからⅠ』も、完全終止に含めている場合があります。基本中の基本と言われているもので、他のサイトでもたくさん紹介されているので、説明は不要かと思います。

なお、Ⅴ→Ⅰの進行でも『旋律が主音で終わらない/転回形またはルートが3rdや5th』というのは不完全終止というそうです。楽器の配置によっては『しっかり終わった感』を出せると思います。

VIm偽終止(I以外の和音で終わる)


I以外の和音(wikiではIIm・VIm・VIが典型例として挙げられている)で終わるのを偽終止といいます。この中でもVImに進むのは、非常によくある例と言えるでしょう。

D♭キーでいうと『G♭→A♭→B♭m』という和音進行は、特に『ユーロビート』『ビジュアル系』では日常茶飯事といえます。VIm偽終止と言っているひとは殆どいませんが、カッコいいのでみんな使います。

変終止(アーメン/プラガル・Ⅳ→Ⅰ)


D♭キーでいうと『G♭→D♭』で節や曲が終わる形に。響き的には弱い進行なので、ポップスやロックだと、『Aメロやヴァースのひと回し目』などが良さそうです。また、あんまり和音でクドくしたくないときもおススメ。

Ⅳサブドミナント(D♭キーでG♭)で終わらせる和音進行

コード進行例(G♭→A♭→G♭)


コード進行例です。基本的にあんまり終わった感じはしません(笑)。管理人的には洒落ている感じがしますが、いかがでしょうか?
セクション途中で使うほかに、『曲中はずっと基本の進行で引っ張って、最後の部分だけ、サブドミで終わらせる』みたいな手法も使ったことがあります。映画でいうと、『余韻と言うか、エンディングをぼかすような効果』があるかと思います

曲にしてみた例(最後だけ)

前半部分はD♭(Ⅰ)やB♭m(Ⅵ)に解決させていますが、最後の部分だけ『G♭→A♭→G♭(Ⅳサブドミナント)』にした例です。『最後だけ』というのもポイントかもしれません。

あとがき・まとめ

  • 和音の基本終止形は、ⅤからⅠやⅥ
  • Ⅳサブドミナントは終わった感じがしないが、ぼかすような効果が

まとめるとこんな感じでしょうか。しっかり終わった感が弱いので使いどころは難しいかもしれませんが、セクションや楽器の配置によっては、かなり余韻が残る感じにできそうです。

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